ViO脱毛とは陰部周辺のムダ毛を脱毛することです。
上記の3点の脱毛を総称したことが由来で、デリケートゾーン脱毛と呼ばれることもあります。
男性にはIラインはないのですが、もともとは女性向け脱毛から始まったプランで、現在は股間周辺の脱毛を男女共通でVIO脱毛という呼び方で浸透しています。
なお、VIO脱毛をはじめアンダーヘアを処理する男子のことは「ハイジーナ男子(略称:ハイジ男子)」と呼ばれています。
男性は女性に比べてもアンダーヘアを処理する比率は少ないのですが、近年はVIO脱毛をする男性が急増しています。
美意識と実用性の2つの理由があります。
もともとVIO脱毛は欧米では広くから普及していて、日本は世界の先進国のなかでも非常に遅れています。
海外の文化や美の条件が日本にも浸透してきています。
しかし、未だに日本ではパイパンの男子はキモイといった否定的な意見も多く、ハイジ男子が急増している中でもスーパー銭湯や温泉などの大衆浴場で処理している人はほとんど見かけません。
VIO脱毛は男性からの理解も得にくくて、髭やボディに比べて恥ずかしいという気持ちが強いです。
完全なパイパンにせずにVラインの一部を残すデザイン脱毛のシェアが高いですし、女子からも完全にパイパンに処理した男子は否定的な意見が多いです。
男性はVラインよりもOラインの脱毛需要が高いです。
排泄をする際に便が毛に絡まったり、お尻から股間全体が毛深いと夏場にパンツの中が蒸れるなど快適性や衛生面から脱毛を検討するケースが多いです。
自己処理するにもデリケートな部分の近くなので気を使いますし、縮れ毛が多いので水づまりの原因になったり、家のなかに毛が落ちるのを嫌がる意見も目立ちます。
毛深い人はVIOもかなり毛が濃くなります。
胸毛や手足の毛であれば、男性なら仕方ないと思われる部分もありますが、股間周辺やお尻にかけてまで毛が濃いと不潔感が出てしまいますし、実際に陰部を洗う際にも影響が出て悪臭の原因になります。
Vラインを含めて全てツルツルにするのは恥ずかしいけど、衛生面を考えれば中途半端に処理するのではなく、全部なくしてしまいたいという男子が増えています。
もともと、VIO脱毛に興味を持つ男性が多い中で、ネットやSNSを中心に男性のVIOをした口コミが増え始めて、需要拡大によって男性向けVIO脱毛を扱うクリニックやサロンが増加しました。
外部環境の変化によって、それまで興味はあるけど恥ずかしいという方が続々と脱毛するようになったことがハイジ男子急増の要因です。
世間全般的にはワイルドな男性よりも、清潔感のある爽やかな男子の人気が高まっています。
芸能人が公言してヒゲやボディの脱毛をする機会も増えてメンズ脱毛市場は全体的に大きな成長を遂げました。
美意識の高い男子が増えて、清潔感を出すためにヒゲ脱毛や胸毛の脱毛をした結果、もっと脱毛したいという気持ちになってVIO脱毛にも手を出すケースが増えています。
全身毛深い人は、一部だけ脱毛すると他の部位のムダ毛が目立ってしまうのでVIOを含めて全身脱毛をしようとする需要もあります。
VIO脱毛も大切ですが、明らかに女性からの反応が変化する「髭脱毛」もモテる男になるためには是非やっておきたい脱毛部位です。